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<< やまがた忠臣蔵(3) | main |
世間のイラストへの意識

 

 いま、仮名手本忠臣蔵をモチーフにした仕事をしていて、資料で、演劇のとある雑誌(平成11年リリースのもの)「忠臣蔵ゆかりの江戸史跡図」というイラストMAPが載ってて、内容を見てビックリした。

 縮尺がめちゃくちゃなのは、イラストマップの愛嬌と百歩譲るとして(?)、地図として機能していない(簡単に言うとテキトー)のです。これについて、かなしかったのが…

 
ショック その1
編集部に、ミスを指摘する人が誰も居ないこと。

 
ショック その2
イラストレーターさんは有名な美大出身で、
堂々と「絵地図師」を名乗って、いまもご活躍でらっしゃること。

 
 自分も、不得意分野の雑誌の仕事で、釣り道具についてリサーチをおざなりにしてしまい、猛省したことがあり、誰にでも間違いはあると思う。
 芸人さんの2丁拳銃さんの「拳」の字を間違えて、ファンの方から脅迫状をいただいたなんてこともございます。
 皮肉でもなんでもないのですが、先生がその後も「絵地図師」でご活躍であるところを見ると、この演劇雑誌の仕事にかぎっては、なにか深い事情があった(すごく急かされたとか、なにかすごくイヤなことでもあったとか。もしくは平成11年現在では、この種の仕事では駆け出しの頃に当たるのかもしれません)のかなと・・・
 ご本人がこの仕事を自分で恥じたからこそ、その後は挽回して現在、イラストマップの第一人者としてご活躍なのだと推測いたします。
 
 とにかく、かなしいのは「その1 指摘する人が誰もいない」件なんです。
 以前に、講談で大きくなった会社のくせに、ヘンテコリンな忠臣蔵漫画の本がリリースされたことをこのブログで嘆いたりしましたが、ほかにも、先日お亡くなりになった山本博文先生は挿絵に関してのディレクションは、はなはだフワッとしてたりします(努めて控えめの表現)
 こういうことは、テレビでもまま、あります。ディティールがいいかげんな絵でも平気で放送しちゃう。

 
 イラストって「ユーザーはどうせ真剣に見ちゃいない」ということなんでしょうか…。

 
 するとね、あたしも、自信を持って仕事をしているつもりなんですが、ご覧のみなさんは「もりい、ものすごく間違ってるけどなぁ」と思いながら大目に見て?放置してる大失敗もあるのかなあ…と、疑心暗鬼になってしまう。

 もっと言うと「そういう低いステージのものには、そんなに支払わなくても、かまわないだろう」という意識にも通じてくるとしたら、これは、あまりにかなしすぎるのであります・・・。

 
※地図上のポイントについて、もりいくすおの認識が間違っていたら、それはそれですいません。

 
▲右が正解。
もりいがかつてやった、引き揚げルートネタの資料なので、ルートから遠い毛利邸がハブられております。だいたいミドリのあたり。
| もりいくすお | - | comments(0) | - |
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