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いばらき忠臣蔵(1)

浅野長政

浅野内匠頭長矩ながのり)のひぃひぃおじいちゃん?
もともと秀吉のブレーンだったが、秀吉の死後は関が原の戦いで徳川側に立って活躍し、徳川家と仲良くなる。

忠臣蔵物語の素=赤穂事件よりさかのぼること95年ぐらい前…
長政はからいろいろ功績を讃えられて、徳川秀忠時代に茨城県は真壁を与えられ、領主となります。

長政が死んだあとは息子(三男)の長重が引き継ぎました。
で、いろいろあってのちのち兵庫県の播州赤穂に引っ越すのですがそれはのちほど。



そうなんです。

赤穂浅野は、その昔、

茨城県の殿さまだったのですね。

そんな真壁に行ってまいりました〜!
(そのあと笠間、水戸に回ります)







今回のおでかけは、いろいろくわしい先生・三左衛門さんと、
先日一緒に谷中散歩をした、とわさん。
とわさんは茨城県にくわしいところにお住いなのでお二方のお話が聞けます。


時はまさに11月11日!サムライの日!
(十と一で、士になるから)
朝、もりいは8時に山手線・大塚駅前で自宅から用意してくださった三左衛門さんの車に乗車。東京からスタート。
約2時間でJR水戸線・岩瀬駅でとわさんをピックアップ。
まもなく真壁に到着しました!

まずわ!

四十七士の、勝田新左衛門さんの供養塔(&勝田家の墓)を見に参ります。


実は勝田家、こっちの土地の一族だったそうでして、もともとのここの領主・真壁氏の配下だったそうですが分家して、のちの笠間藩主・浅野家に仕えたのが四十七士・勝田新左衛門のおじいちゃま。(笠間は次回)

三「こっちこっち!」

なんにもない山の中腹で車を止め、つづくとわさんも

と「わたし前に来たとき、わからなかったんですよ!」

えっ!?ここへ?
とわさんは学生時代にまったく歴史ノンケの友人3人を連れてここまで来たそうで、この人、ホンモノだなと。
ともだちはキョトーーーンとしてたそうで、さもあろうなと(笑)。



▲だってこんなところを行くんですよ!
女学生が遊びに来るところじゃなくね?(笑)


▲天気だけはめちゃくちゃいいんですが・・


▲ていうか、ぜんぜん墓場じゃないじゃないですかase2


へんなの!と思ってたら実はこれ、お寺が奥(上)の方にあるんだそうです。
我々は逆に裏から入ってるんでこんな感じなのである。
(<楽法寺さん。通称雨引観音。境内かというと微妙)



▲フと右を向くと階段がございます。
つくづく雨じゃなくてよかった。。。



▲勝田家のお墓。
ごめんくださいまし。
 …どれでしょう?とわさんがわからないのも無理がない。


じゃーん


▲こちら。勝田新左衛門さんのご墓標。

周囲の老木から折れ枝が降り注ぎ、雑然としております。
テグスかと思わんばかりのしっかりしたクモの巣が顔にへばり付く。

墓石と墓石に隠れるようにある、シュッとした板碑(いたび)スタイル。
新左衛門の家が赤穂についていっちゃったので、この地元に残った勝田本家が討ち入りのあとで一族の墓地にこの新左衛門の供養塔を建てたそうです。



三「つぎですが、勝田神社があるんです」
く「おねがいします!」
そっちはとわさんも行ったことがないとか。
手を合わせて墓地をあとにします。




▲霊峰・加波山(かばさん)をあがる。

みちすがら、この車を見かけた地元の人はきっと
「どこにいくんだろう??」
と、思ったに違いない。
だって八王子ナンバーが石の採掘場へつながるヘンな狭いガタガタ道を行くんだもん。
ときどき道端に、輸送中に落とされたと思しき巨石もある。
譲り合いながらすれ違うのはダンプだけ。
うねうね波打つ地べたは亀の甲羅のようにひび割れていて、ところどころめくれて土が見えている。
「アスファルトって舗装しないとこうなるんだあ」
と、わたしは変なことを感心。

左右上下に揺られながら
三「新左衛門が武芸の上達を祈念して建てた石の祠(ほこら)があるんです」


で、とうちゃく〜!



▲とうちゃく??


この、分かれ道の丘の上にあるという。。。
草ぼうぼうに生い茂ってるが、この丘、石垣だそうです。



▲またこんなところを・・・



しかし無い。





「たしかにここにあったんですよ!」


石塔の立ち並ぶ中で、台だけ取り残された瓦礫を指さして三左衛門さんは興奮気味に言い、立ち尽くす。


三「これ、もしかしたら…、
地震でうしろに落っこっちゃったくさい!」





ふたたび道路に出て茂みをかき分け、覗きこむ一行。





▲崩れた石垣は確認できるが
それらしき祠っぽいもののパーツは見つけられない…。


かつて東日本大震災は茨城にもたいへんな被害を及ぼした。
地割れやら土砂崩れ、停電断水、線路が曲がっちゃったりの前に、わたしの体験した東京の被害はおよばない。


ここで
在りし日の石祠の画像をご覧頂きましょう。



▲平成18年に撮影されたもの。
 
ま、落っこちたのか、石垣が心細い状態で危ないってんで解体したのか…
ともかく、ざんねんです・・・

気を取り直して、ほど近い真壁城の跡へ。





三「(カーナビを見ながら)国指定の史跡なのに真壁城跡が載ってない!」



▲しろあと。




もともとここいらを取り仕切っていた真壁氏が引っ越して(移封)、20年くらいして浅野家が入ってるんで、荒れてる城よりも、近くの陣屋(ここでは役所のこと)に浅野家は居たとも言われているそうです。



▲陣屋跡はいま歴史民俗資料館。


民俗資料館で、遺跡や宝物を見たあと表に出ると、敷地内は資料館の他にもホールなどいろいろ施設があった。
図書館から飛び出してきたテンションの高い幼稚園児になぜかキャッキャと砂利をぶつけられながら、こんどは真壁最後の目的地
「どっこい真壁の伝正寺」
に、向かうため車に乗り込みます。

そこには浅野長政夫妻の霊廟がございます菩提寺。
お墓、赤穂義士人形もあるという。





▲ところが到着してみると…
 「立入禁止」の立て札があちこちに…


どうやら、こちらも地震による被害があり、
修復工事をしているようだ。

しかしなんですな。
たくさん並べられた「立入禁止」ほど雄弁で威圧感のあるものはありません。
なんとなく苛立ちの匂いすら、感じる。

それでも「はなせばわかる」と信じこんでるもりいはどんどん行こうとする。
「奥へ行くなら一応、仁義を切りましょう」
いかにも三左衛門さん、それは正しいと思います。

だだ広い敷地に建つ、やっと修復が終わったといったかんじの真新しい屋根のご本殿の横にあるプレハブに「寺務所」のはりがみ。
そこを目指して進んでいくと、到達のずっと前でプレハブの引き戸がガラッと開き、中から出てきた作務衣姿の男性が一直線にこっちに向かって歩いてくる。(たぶんご住職)(すまけい似)。
早くから我々の接近をとらえていたようであります。

うむ。やっぱり気まずい・・!
気まずさをごまかすように近づきながらこちらから先に声をかけた。

も「浅野長政夫妻のお墓参りをしたいのですが…」

それに存外冷静に対応してくれる御仁

◯「地震で廟はゆがみ、危険だし、
そんな状態は長政さんも嫌だろうから…」


ここで、こちらに反論の意思がないことを伝えようとあせった三左衛門さんがややかぶせ気味に

三「見るに忍びないということですね」

そう言うと、じゃっかん住職の顔色が変わったように見えた。

◯「…そもそも"お墓を見る"という行為自体が間違ってると思うんですが」

なむさん、言葉選びを間違えた。
(そもそもこの感じではどう言っても入れる見込みは無さそうだが)

いやはやごもっとも。
遠巻きに私たちの様子をうかがってた、別の4〜5にんの老齢の見学者もともにすごすごときびすを返す…


失礼をいたしました。


かつては茶屋もあり庭園も豊かだったという、有名な伝正寺。

地震がなにもかもを奪っていってしまった…
そんな感想の真壁を、われわれはあとにいたします。



しっかし
とわさんとは、お散歩は2回しかごいっしょしてませんが
こないだは書道博物館で別の客からうるさいと怒られるし、今回は寺で門前払いを食うし、「こいつらイイ年をして一体なんなんだ?」と愛想を尽かされやしないか(笑)。



ふたつともえ



お父さん・長政から真壁を引き継いだ三男坊・浅野長重は大坂の役(大阪夏の陣)に活躍し、赤穂事件よりさかのぼること79年ぐらい前に、笠間に転出をします。


BLIGHT次回は笠間を訪れますBLIGHT

 

 

▲イノシシは真壁家のシンボルマーク。(旗指し物の印)
| もりいくすお | - | comments(4) | trackbacks(0) |
コメント
 その節はありがとうございました。
 伝正寺の御霊屋はつくづく残念です(T-T)
| 山三 | 2017/11/14 10:42 PM |

ぶろぐの内容とは関係ありませんが、今年の赤ちゃんの名前ランキングで、男の子の10位に「主税」が入ったそうです。
| 匿名ですが | 2017/11/16 11:49 AM |

山三さん
いやほんと、状態も残念でしたが、あの野ざらしかげんも残念でした。
| もりいくすお | 2017/11/16 12:13 PM |

匿名ですが さん
ようこそおいでくださいました。
そしてなんと!!
かわいい話題に、感動が混ざっております!
素敵な情報をありがとうございました!
| もりいくすお | 2017/11/16 12:14 PM |

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